
RECARO(レカロ)は、スポーツ走行を楽しむドライバーから、長時間の運転で快適性を求める人まで幅広く支持されているシートブランドです。車を乗り換えたり純正シートへ戻したりしたことで、取り外したレカロシートの売却を考えている方もいるのではないでしょうか。
中古市場ではさまざまなモデルのレカロシートが取引されていますが、売却価格はモデルや製造時期、シートの状態などによって大きく異なります。また、シートレールの有無や取り外し状況など、売る前に確認しておきたいポイントもあります。
この記事では、レカロシートの買取価格が決まるポイントや型番・製造時期の確認方法、中古市場での取引状況、売却方法、高く売るためのポイントなどを詳しく解説します。
レカロシートは買取してもらえる?
レカロシートは、カー用品・自動車パーツを扱う買取店などで買取してもらえる可能性があります。
RECAROにはスポーツシートからフルバケットシート、快適性を重視したモデルまでさまざまな製品があり、中古市場でも幅広いモデルが取引されています。車の乗り換えや純正シートへの交換、仕様変更などで不要になったレカロシートがある場合は、処分する前に査定を検討してみるとよいでしょう。
ただし、同じレカロシートでもモデルや状態によって中古市場での需要は異なります。「古いから売れない」「傷んでいるから価値がない」と自己判断せず、まずはモデルを確認してみることが大切です。
古いレカロシートでも売れる可能性がある
レカロシートは、製造から年数が経過しているという理由だけで買取できなくなるとは限りません。
中古市場では現行モデルだけでなく、生産を終了した旧モデルも取引されています。
そのため、古いレカロシートを売る場合は、年式だけで判断するのではなく、どのモデルなのかを確認することが重要です。
製造時期が分からない場合でも、座面裏側のラベルなどから手掛かりを得られることがあります。具体的な確認方法については後ほど詳しく解説します。
破れやへたりがあるレカロシートでも売れる?
使用に伴う擦れやへたりなどがあっても、必ずしも買取できないとは限りません。
レカロシートは乗り降りを繰り返すため、長期間使用されたものではサイドサポートの擦れや生地のほつれ、座面のへたりなどが見られることがあります。中古市場でも、このような使用感がある状態で取引されているレカロシートがあります。
一方、大きな破れやウレタンの著しい劣化、樹脂部品の破損などがある場合は、状態のよい同モデルと比べて評価が低くなる可能性があります。
傷みがあるからといって自分で補修してしまうのではなく、まずは現在の状態が分かる写真を用意して査定を依頼するとよいでしょう。
1脚だけでも買取してもらえる?
レカロシートは、運転席または助手席の1脚だけでも買取対象になる場合があります。
必ずしも左右2脚を揃えて売却する必要はありません。実際の中古市場でも1脚単位でレカロシートが取引されており、運転席だけをレカロへ交換した車両から取り外したシートなども売却を検討できます。
もちろん、左右2脚が揃っている場合にはセットとして需要が見込めるモデルもありますが、「1脚しかないから売れない」と考える必要はありません。
車から取り外して保管しているレカロシートが1脚だけの場合でも、まずはモデルや状態を確認したうえで査定してもらいましょう。
レカロシートを売る方法
不要になったレカロシートを売る方法には、カー用品・パーツ買取専門店、リサイクルショップ、ネットオークション・フリマアプリなどがあります。
どの方法が適しているかは、手間をかけずに売りたいのか、自分で価格を決めて売りたいのかによって異なります。また、レカロシートはある程度の大きさがあるため、売却価格だけでなく、車両からの取り外しや商品の受け渡し方法まで考えて選ぶことが大切です。
カー用品・パーツ買取専門店
レカロシートを手間なく売却したい場合は、カー用品や自動車パーツを扱う買取専門店が選択肢になります。
専門店であれば、モデルや仕様を確認したうえで査定してもらいやすく、レカロシートに関する知識を持った店舗もあります。宅配買取や出張買取に対応している業者であれば、近くに店舗がない場合でも利用できる可能性があります。
一方、買取方法や対応エリア、車両に装着したままでも査定できるかなどは業者によって異なります。まだ車に装着されている場合は、自分で取り外す前に対応可能か確認しておくとよいでしょう。
リサイクルショップ
カー用品を取り扱っているリサイクルショップでも、レカロシートを売却できる場合があります。
家具や家電など幅広い商品を扱う店舗が多く、ほかの不用品とまとめて売却したい場合には利用しやすい方法です。大型商品の出張買取に対応している店舗であれば、レカロシートを持ち込む手間を省けることもあります。
ただし、すべてのリサイクルショップが自動車用シートに詳しいとは限りません。レカロシートを売ることが決まっているのであれば、査定を依頼する前にカー用品の取り扱い実績や買取対象を確認しておきましょう。
ネットオークション・フリマアプリ
ネットオークションやフリマアプリを利用して、自分でレカロシートを販売する方法もあります。
買取店を介さず購入希望者へ直接販売できるため、自分で出品価格を設定できるのが特徴です。モデル名や状態を詳しく記載し、シート全体や傷みのある部分などを写真で確認できるようにすると、購入を検討する人にも状態を伝えやすくなります。
一方で、出品作業から購入者とのやり取り、梱包、発送まで基本的に自分で行う必要があります。大型のレカロシートでは、利用する配送サービスのサイズや送料を事前に確認しておくことも重要です。
手間を抑えて売りたいなら買取店、自分で販売価格や条件を決めたいならネットオークション・フリマアプリというように、それぞれの特徴を理解して売却方法を選びましょう。
レカロシートの買取価格はどうやって決まる?
レカロシートの買取価格は、中古市場での需要や再販価格をもとに、モデル・製造時期・状態・各機能の動作などを確認して判断されるのが一般的です。
同じRECAROのシートでも、モデルや仕様が違えば中古市場での取引価格も異なります。また、長く使用されることが多い自動車用シートだからこそ、生地やウレタンの状態だけでなく、リクライニングなどの機構が正常に使えるかも重要です。
ここでは、レカロシートを査定する際に確認されやすいポイントを紹介します。
モデル・シリーズ
レカロシートの査定では、まずどのモデル・シリーズなのかを確認します。
RECAROにはSRシリーズをはじめ、RS-GやRCS、LX系など、用途や構造の異なるさまざまなモデルがあります。モデルによって新品価格や中古市場での需要が異なるため、外観が似ているシートでも同じ査定額になるとは限りません。
また、同じシリーズでも仕様の違いがあるため、見た目だけで判断するのではなく、シート本体に記載されている情報を確認することが重要です。
RECAROには単体で販売されているシートだけでなく、自動車メーカーの純正シートや純正オプションとして採用された製品もあります。このようなシートでは、どの車種から取り外したものかも確認材料になるため、車種が分かる場合は査定時に伝えておきましょう。
製造時期
モデルとあわせて確認したいのが、レカロシートの製造時期です。
同じモデルでも製造された時期によって使用年数の目安が変わるほか、モデルチェンジや仕様変更などによって中古市場での評価に違いが出ることがあります。
製造時期は査定材料のひとつであり、それだけで評価が決まるわけではありません。モデルや仕様、シートの状態なども含めて判断されます。
製造時期が分からない場合は、新品で購入したおおよその時期も査定時の参考情報になります。
シートの状態
レカロシートは体を支えながら使用する自動車パーツのため、シート表面だけでなく、実際に座ったときの状態も査定に影響します。
特に確認しておきたいのが、生地の破れやほつれ、擦れ、座面・サイドサポートのへたりなどです。長期間使用されたシートでは、乗り降りする際に体が触れやすい部分を中心に傷みが生じていることがあります。
そのほか、樹脂部分の割れや補修跡なども状態を判断する材料になります。
多少の使用感があるからといって必ず買取できなくなるわけではありませんが、同じモデルであれば状態のよいシートの方が評価されやすくなります。
リクライニングや電動機能などの動作
可動部分や搭載されている機能が正常に使えるかどうかも重要な査定ポイントです。
手動で背もたれを調整するモデルであれば、ダイヤルを操作して問題なくリクライニングできるか確認します。ランバーサポートなどの調整機能を備えたモデルでは、それらが正常に機能するかも確認対象になります。
電動調整やシートヒーターなどを搭載している場合は、各機能が正常に動作するかも重要です。
外観がきれいでも、本来備わっている機能に不具合があれば査定に影響する可能性があります。
タバコ・ペットなどの使用環境
レカロシートを使用していた車内の環境も、査定時に確認されることがあります。
特にタバコによる臭いや焦げ穴、ペットによる臭いや汚れなどは、外観だけでは判断しにくい場合があります。
自動車用シートは身体が直接触れるパーツであり、次に使用する人にとって清潔感も気になるポイントです。そのため、目立った破れがなくても、強い臭いや落としにくい汚れがある場合には査定に影響する可能性があります。
タバコやペットのある環境で使用していた場合は、査定時にあらかじめ伝えておくとよいでしょう。
1脚か2脚セットか
レカロシートは1脚でも売却できますが、運転席・助手席の2脚が揃っている場合は、セットとして査定できることがあります。
同じモデル・仕様の左右セットを探している人もいるため、2脚揃っている場合は、それぞれを別々に考えるのではなくセットとしての中古需要も考慮されます。
ただし、2脚セットだから必ず1脚あたりの評価が高くなるとは限りません。モデルや左右それぞれの状態、中古市場での需要によって評価は変わります。
レカロシートの型番・製造時期はどこで確認する?
レカロシートを売却する際は、査定を依頼する前にモデルや製造時期が分かる情報を確認しておくとスムーズです。
見た目が似ているレカロシートでもモデルや仕様によって中古市場での評価は異なるため、「レカロの赤いシート」「フルバケットタイプ」といった情報だけでは、正確な査定が難しい場合があります。
モデルが分からない場合は、まずシート本体に貼られているラベルを探してみましょう。
座面裏側のラベルを確認する
レカロシートでは、座面の裏側に製品情報が記載されたラベルが貼られている場合があります。
ラベルには製品によって、Serial number(シリアルナンバー)、Parts number、Parts name、日付、バーコードなど複数の情報が記載されています。
査定を依頼するときは、シート全体の写真だけでなく、このラベルも確認しておくとモデルや仕様を特定する手掛かりになります。
車両からすでに取り外している場合は、座面を傷つけないよう注意しながら裏側を確認してみましょう。
Parts nameからモデルを確認する
座面裏側のラベルに「Parts name」の記載がある場合は、その内容を確認します。
たとえば「RECARO RS-G ASM」のように、シートを特定するための名称が記載されている場合があります。
RECAROには同じシリーズ内にも仕様の異なる製品があるため、査定を依頼するときは「RS-G」のようなシリーズ名だけでなく、ラベルに記載されている名称をできるだけそのまま伝えると確認しやすくなります。
文字が小さく読み取りにくい場合は、無理に判別せずラベルを写真に撮っておく方法もあります。
日付表記を確認する
ラベルに「2010/09/24」のような日付が記載されている場合があります。
こうした日付情報は、シートがいつ頃の製品なのかを確認する際の手掛かりになります。
ただし、ラベルの記載内容や形式は製品によって異なる可能性があります。日付だけを見て判断するのではなく、Parts nameやParts numberなど、ほかの記載情報とあわせて確認しておくとよいでしょう。
ラベルから製造時期を判断できない場合は、新品で購入した時期が分かれば、その情報も査定時に伝えておきましょう。
分からない場合はラベル全体を撮影しておく
Parts nameやParts numberの違いが分からない場合や、ラベルのどの部分を確認すればよいか判断できない場合は、ラベル全体をスマートフォンなどで撮影しておくのがおすすめです。
査定を依頼する際に写真を送れば、記載されている情報から買取業者側でモデルや仕様を確認できる場合があります。
その際はラベルだけでなく、シート正面、背面、左右、座面なども撮影しておくと状態を伝えやすくなります。
レカロシートの種類と主なモデル
RECARO(レカロ)には、スポーツ走行で身体をしっかり支えるシートから、普段使いやロングドライブでの快適性を重視したシートまで、さまざまなモデルがあります。
中古のレカロシートを売るときも、シートの種類やモデルによって需要や取引価格が異なります。
ここでは、レカロシートの代表的な種類と、中古市場でも見かける主なモデルについて紹介します。
セミバケットシート
セミバケットシートは、身体を支えるホールド性能を確保しながら、乗り降りのしやすさや普段使いにも配慮されたタイプです。
レカロではSRシリーズがよく知られており、旧モデルのSR-3、SR-6、SR-7なども中古市場で流通しています。現在はSR-SやSR-Cがスポーツシートシリーズとしてラインアップされています。
フルバケットシート
フルバケットシートは、背もたれと座面を一体化したシェル構造を採用し、身体をしっかり保持することを重視したタイプです。
レカロではRS-GやPRO RACER RMS、RSSなどがモータースポーツシートシリーズにラインアップされています。
リクライニング式のシートとは構造が異なり、モデルによってシェルの素材やサイズ、仕様などにも違いがあります。そのため、中古品を売却するときは「レカロのフルバケ」という情報だけでなく、具体的なモデルまで確認しておくことが重要です。
コンフォート・エルゴノミクス系シート
レカロにはスポーツ性能を重視したモデルだけでなく、長距離・長時間の運転における快適性や身体のサポートを重視したシートもあります。
代表的なモデルにはLX-FやERGOMEDなどがあり、スポーツカーだけでなく、セダン、SUV、ミニバン、軽自動車など幅広い車種で使用されています。
モデルによってシートヒーターや各種調整機能など装備にも違いがあるため、中古品ではモデル名だけでなく、どのような仕様なのかも確認しておきたいポイントです。
中古市場で取引されているレカロシートを調査
レカロシートは中古市場でどのくらいの価格で取引されているのでしょうか。
実際のネットオークションで落札されたレカロシートを調査すると、SRシリーズやLXシリーズをはじめ、RS-G、RCS、SP-G、ERGOMEDなど幅広いモデルが取引されていました。
なお、ここで紹介する金額は中古市場で実際に落札された価格であり、買取業者の査定額ではありません。買取価格には再販に必要なコストや利益なども関係するため、中古価格と同じ金額で買い取ってもらえるわけではない点に注意してください。
※中古市場の調査では、「レカロシート」の検索結果からシートレールやカバー、補修部品などの関連商品を除外し、RECAROのシート本体を対象としています。
レカロシートの中古価格を調査
調査したレカロシートの落札価格には、2万円台から30万円を超えるものまで大きな幅がありました。
RECAROには多数のモデルや仕様があるうえ、1脚で出品されているものと2脚セットも混在しているため、単純な価格比較はできません。
たとえば、状態の悪いLXが21,010円で落札されていた一方、未使用のERGOMED Dは130,000円、RCSの2脚セットでは338,000円で落札された事例がありました。
そのため、「レカロシートの中古相場は○万円」とひとつの金額だけで判断するのは難しい商品といえます。
手元のレカロシートがいくらで売れるのかを調べる場合は、RECARO全体の平均価格を見るのではなく、同じモデルや近い仕様・状態の取引事例を参考にすることが大切です。
モデル別に中古価格を比較
中古市場では、モデルによって落札価格に大きな違いが確認できました。
代表的な取引事例を一部紹介します。
| モデル | 状態 | 価格 |
|---|---|---|
| SR-7 ASM IS-11 | 走行500km未満 | 95,000円 |
| SR-7 GK100 | ベルト擦れあり | 80,000円 |
| SR-6 GK100S | 程度良好 | 69,800円 |
| RS-G | 傷・汚れあり | 100,000円 |
| LX-M | 程度良好 | 43,500円 |
| SP-G | 使用感あり | 30,100円 |
| ERGOMED D | 未使用 | 130,000円 |
※落札価格は調査時に確認した中古市場の一例です。同じモデルでも仕様や状態、出品時期などによって価格は変動します。
同じRECAROブランドでも数万円単位の価格差が見られるため、中古市場での取引価格を調べる際は、モデルの特定が重要です。
また、同じシリーズでも仕様が異なる場合があるため、「SRシリーズ」「LXシリーズ」といった大きな分類だけではなく、可能であれば詳しいモデル名まで確認して比較するとよいでしょう。
1脚と2脚セットの落札価格を比較
レカロシートは1脚でも取引されていますが、運転席・助手席などを組み合わせた2脚セットで出品されているケースもあります。
今回確認できた2脚セットには、次のような落札事例がありました。
| モデル | 状態 | 価格 |
|---|---|---|
| LS | ほつれあり | 52,000円 |
| LX | 汚れ・擦れ・色褪せ | 66,500円 |
| SR-3 | 片側にヨレあり | 100,000円 |
| SR-7F | 片側にへたりあり | 128,000円 |
| SR-7 GK100 | ― | 151,000円 |
| SR-7+SR-7F | ― | 241,000円 |
| RCS | ― | 338,000円 |
2脚セットでは10万円を超える事例も複数確認できましたが、単純に「2脚なら1脚の2倍で売れる」と考えることはできません。
モデルの組み合わせや左右それぞれの状態によっても価格は変わるため、2脚ある場合は1脚ずつの状態も確認しておきましょう。
古いレカロシートも中古市場で取引されている
レカロシートは、製造から年数が経過したものでも中古市場で取引されています。
製造時期を確認できた事例では、2004年のSP-GT2 WILDCATが190,000円、2012年のSR-7 SK100が83,700円、2016年のSR-6 GK100Sが76,000円で落札されていました。
もちろん、古いレカロシートがすべて高値で取引されるわけではありません。モデルや仕様、コンディションなどによって中古価格は大きく異なります。
しかし、「10年以上前だから売れない」「20年以上前だから価値がない」と製造時期だけで判断するのは早いといえるでしょう。
傷みがあるレカロシートの落札事例
長期間使用されたレカロシートでは、擦れやへたり、破れ、ほつれなどが発生していることがあります。
中古市場を確認すると、このような傷みがあるレカロシートも実際に取引されていました。
| モデル | 状態 | 価格 |
|---|---|---|
| LX | 破れ・汚れあり | 152,000円 |
| LX | 汚れ・シミ多数 | 21,010円 |
| SR-3 | カバー割れあり | 50,000円 |
| LXシリーズ | 破れ補修あり | 34,000円 |
| SP-G | 破れ補修あり | 56,800円 |
この結果からも、破れや汚れがあるだけで中古市場でまったく取引されなくなるとは限らないことが分かります。
ただし、傷みがある商品の落札価格だけを見て「この状態なら○万円で売れる」と判断することはできません。同じLXでもモデルや仕様が異なれば価格差があり、電動機能などを備えた製品もあります。
シートレールがなくてもレカロシートは売れる?
レカロシートを取り外した際、「シートレールも一緒にないと売れないのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかし、レカロシートはシートレールが付属していない状態でも中古市場で取引されています。シートレールは装着する車種や型式との適合が関係するため、レカロシート本体とは分けて考えることがポイントです。
そのため、シートレールがないからといって、レカロシート本体の売却を諦める必要はありません。
シートレールなしでも中古市場で取引されている
実際の中古市場を調査すると、シートレールが付属していないレカロシートも数多く落札されていました。
今回確認した取引でも、シートレールなしの出品が大半を占めており、SRシリーズやRS-G、LXシリーズなどさまざまなモデルが売買されています。
レカロシートを購入する人が、必ずしも前の所有者と同じ車種に取り付けるとは限りません。そのため、中古市場ではシート本体だけでも売買が成立しています。
「レールを処分してしまった」「購入したときからシート本体しかない」という場合でも、まずはレカロシート本体のモデルや状態を確認してみましょう。
シートレールは適合する車種・型式が限られる
シートレールは、すべての車に共通して取り付けられる部品ではありません。
車種や型式、装着位置などによって適合する製品が異なるため、前の車で使用していたシートレールを、次の所有者の車でもそのまま使用できるとは限りません。
反対に、中古のレカロシートを購入する人の車とシートレールの適合条件が一致すれば、シートと一緒に利用できる可能性があります。
このような性質があるため、シートレールが付属しているからといって、必ずレカロシート本体の査定額が上がるとは限りません。
売却時にシートレールが残っている場合は、どの車種・型式で使用していたものなのか分かる情報があれば、シート本体とは別に確認しておくとよいでしょう。
不要なシートレールは単品で売れる場合もある
レカロシート本体とは別に、シートレールだけを売却できる場合もあります。
シートレールを探している人の車種・型式と適合すれば、単品でも中古パーツとして需要が見込めるためです。
特にネットオークションやフリマアプリへ出品する場合は、「RECARO用シートレール」だけではなく、メーカーや品番、適合する車種・型式、運転席側・助手席側など、分かる範囲で詳しく記載しておくことが重要です。
一方、適合情報が分からなければ、購入する側も自分の車に装着できるか判断しにくくなります。
レカロシートから取り外したシートレールが不要になった場合も、すぐに処分するのではなく、品番や適合情報を確認してから単品で売却できるか検討してみるとよいでしょう。
レカロシートは宅配で売れる?
レカロシートは、サイズや重量が利用する配送サービスの規定内に収まれば、宅配を利用して売却することも可能です。
実店舗への持ち込みが難しい場合でも、宅配買取に対応しているカー用品・パーツ買取店であれば、自宅からレカロシートを送って査定してもらえる場合があります。
ただし、自動車用シートは一般的な宅配荷物と比べて大きいため、梱包後のサイズや重量によって利用できる配送方法や送料が変わります。発送する前に、買取業者が指定する梱包方法や配送サービスを確認しておきましょう。
取り外し済みなら宅配で売却しやすい
車両からすでに取り外してあるレカロシートは、梱包して発送できる状態にしやすいため、宅配買取を利用しやすくなります。
一方、車両に装着したままの場合は、そのまま宅配で送ることはできません。取り外し作業を自分で行うのか、専門店などへ依頼するのかを考える必要があります。
特に電動機能やシートヒーターなどを備えたシートでは配線が接続されている場合もあるため、無理に取り外すのは避けましょう。
背もたれを倒すと梱包サイズを抑えられる場合がある
リクライニング機能を備えたレカロシートでは、背もたれを前方へ倒すことで、梱包時のサイズを小さくできる場合があります。
宅配便や大型荷物向けの配送サービスでは、荷物のサイズによって送料が変わることがあります。そのため、シートを通常の着座位置のまま梱包する場合と、背もたれを倒して梱包する場合では、適用されるサイズ区分が変わる可能性があります。
ただし、無理にリクライニングさせたり、梱包サイズを小さくするために必要以上の分解を行ったりするのは避けましょう。モデルの構造を確認したうえで、可動する範囲内でコンパクトにすることが大切です。
また、シートレールが取り付けられている場合は、その分だけ梱包サイズが大きくなることがあります。宅配買取ではシートレールが必要かどうか、取り外して送ってよいかを事前に買取業者へ確認するとよいでしょう。
中古市場では配送による取引が多い
レカロシートは大きな自動車パーツですが、中古市場では配送を利用した取引も多く確認できます。
調査した落札事例では、直接引き取りに限定された商品は一部で、多くは落札者が送料を負担する方法や、出品者が送料を負担する方法で取引されていました。
そのため、レカロシートは「大きいから近くの店舗でしか売れない」という商品ではありません。適切に梱包し、利用できる配送方法があれば、離れた地域の買取店や購入希望者へ発送して売却することもできます。
一方で、送料はシートの大きさや発送地域、利用する配送サービスなどによって変わります。ネットオークションやフリマアプリで自分で販売する場合は、出品前に梱包後のサイズを測り、送料まで確認しておくことが重要です。
レカロシートを高く売るポイント
レカロシートを少しでも高く売るためには、査定前にモデルや状態などの情報を整理し、シートの価値を正確に判断してもらえるようにすることが大切です。
特にRECAROはモデルや仕様による価格差が大きいため、単に「レカロシート」として査定を依頼するのではなく、分かる範囲で詳しい情報を伝えましょう。
また、買取業者によって査定基準や得意とする販売ルートが異なるため、売却先を比較することも重要です。
型番と製造時期を確認してから査定に出す
査定時にモデルや製造時期が分かる情報を伝えられるようにしておきましょう。
モデルが分からない場合は、座面裏側のラベルを撮影しておくと確認してもらいやすくなります。
破れ・ほつれ・へたりなどの状態を確認する
査定前には、シート全体の状態を確認しておきましょう。
正面から見ただけではなく、座面や背もたれ、左右のサイドサポート、樹脂部分なども確認します。破れやほつれ、擦れ、へたり、色褪せ、割れなどがあれば、その箇所が分かる写真を撮影しておくと状態を伝えやすくなります。
傷みを隠して査定を依頼すると、実物確認後に査定額が変更される可能性があります。使用感がある場合も、最初から正確な状態を伝えておくことが大切です。
また、高く売るために自己流で補修する必要はありません。補修跡が残る可能性もあるため、そのままの状態で査定を依頼した方がよいケースもあります。
リクライニングや電動機能を確認する
動作確認できる機能があれば、査定前に正常に使用できるか確認しておきましょう。
リクライニング式であればダイヤルなどを操作して背もたれが正常に動くか、ランバーサポートなどを備えていれば調整できるかを確認します。
電動調整やシートヒーターなどを搭載したモデルでは、正常に動作することを確認できれば、その情報も査定時に伝えましょう。
反対に不具合がある場合も、「電動調整は動くがヒーターは作動しない」など、分かる範囲で具体的に伝えることでシートの状態を判断してもらいやすくなります。
取り外し状況を伝える
レカロシートがすでに車両から取り外されているのか、現在も装着されているのかも査定時に伝えておきましょう。
取り外し済みであれば、宅配や持ち込みなど売却方法を検討しやすくなります。一方、車両に装着したままの場合は、取り外し作業への対応可否を確認する必要があります。
なお、高く売るためだけに無理をして自分で取り外す必要はありません。安全に作業できない場合は、専門店などへの依頼も検討しましょう。
複数の買取業者で査定を比較する
レカロシートを売るときは、1社だけで決めず、複数の買取業者へ査定を依頼して比較する方法もあります。
買取価格は中古市場の価格だけで機械的に決まるものではありません。業者ごとに在庫状況や販売ルート、必要なコストなどが異なるため、同じレカロシートでも査定額に差が出ることがあります。
比較するときは提示された金額だけでなく、送料や出張費、取り外し費用などが発生する場合は、それらを差し引いた最終的な受取額まで確認しましょう。
特に状態のよいモデルや中古市場で高値で取引されているレカロシートは、すぐに売却を決めず、複数の査定結果を比較してから売却先を選ぶことがポイントです。
レカロシートの買取が難しくなるケース
レカロシートは古いモデルや使用感のあるものでも中古市場で取引されていますが、状態や不具合の程度によっては買取が難しくなる場合があります。
特に、再使用するうえで問題となる大きなダメージや機能上の不具合がある場合は注意が必要です。
ただし、どこまでを買取対象とするかは業者によって異なります。傷や不具合がある場合も、自分で処分を決める前に査定できるか確認してみましょう。
大きな破れや著しいへたりがある
シート表皮の大きな破れや、座ったときにはっきり分かるほどのへたりなどがある場合は、査定額が下がったり、状態によっては買取が難しくなったりする可能性があります。
特にサイドサポートや座面は乗り降りや着座による負荷を受けやすく、長期間使用したレカロシートでは傷みが目立つことがあります。
大きな破れや著しいへたりがある場合でも買取可否はモデルやダメージの程度によって異なるため、自己判断で処分せず査定先へ確認しましょう。
リクライニングなどに不具合がある
リクライニング機能を備えたレカロシートでは、背もたれを正常に調整できないなどの不具合があると買取が難しくなる場合があります。
ダイヤルが回らない、左右で動きが異なる、背もたれを希望する位置に調整できないなど、使用に影響する症状がある場合は査定時に伝えておきましょう。
ランバーサポートなど、そのモデルに備わっている調整機能に不具合がある場合も同様です。
電動機能やシートヒーターが故障している
電動調整やシートヒーターなどを搭載したモデルでは、これらの機能に故障があると評価に影響する可能性があります。
特に電動モデルは、シート本体の状態がよくても本来使用できる機能が正常に動かなければ、中古品として販売する際の条件が変わります。
動作確認できる環境がある場合は査定前に確認し、不具合が分かっている場合はその内容を正確に伝えましょう。
車両から取り外した後で電装系の動作を確認できない場合は、無理に通電させず「取り外し前は正常だった」「現在は動作未確認」など、分かっている範囲で伝える方法があります。
タバコによる焦げ穴や強い臭いがある
タバコによる焦げ穴や強い臭いが残っているレカロシートは、状態によって買取が難しくなる場合があります。
焦げ穴は表皮そのものが損傷しているため、通常の汚れとは異なります。また、タバコやペットなどの強い臭いは写真では確認できないため、査定時に使用環境を伝えておくことも重要です。
中古市場でもタバコによると思われる穴があるシートなどは見られますが、ダメージの程度やモデルによって評価は異なります。
レカロシート買取のよくある質問
レカロシートの買取や売却について、よくある疑問をまとめました。
古いレカロシートでも買取してもらえますか?
古いレカロシートでも買取してもらえる可能性があります。
中古市場では、生産を終了した旧モデルも取引されています。製造時期だけで判断せず、モデルや状態を確認したうえで査定を依頼してみましょう。
シートレールがなくても売れますか?
シートレールがなくても、レカロシート本体を売却できる場合があります。
実際の中古市場でも、シートレールなしのレカロシートが取引されています。レールをすでに処分している場合でも、シート本体の売却を検討できます。
シートレール付きなら査定額は上がりますか?
シートレールが付属していても、必ず査定額が上がるとは限りません。
シートレールは車種や型式などによって適合が異なり、次にシートを使用する人がそのまま利用できるとは限らないためです。買取業者によっても評価方法は異なるため、査定時に確認しましょう。
破れやへたりがあっても売れますか?
破れやへたりがあっても売却できる場合があります。
中古市場でも、擦れや破れ、へたり、補修跡などがあるレカロシートは取引されています。ただし、ダメージの程度によっては査定額が下がったり、買取が難しくなったりする可能性があります。
1脚だけでも買取してもらえますか?
1脚だけでも買取してもらえる場合があります。
レカロシートは必ず左右2脚を揃えて売る必要はなく、中古市場でも1脚単位で取引されています。運転席だけレカロへ交換していた場合なども査定を依頼できます。
車から取り外していなくても査定できますか?
車両に装着した状態でも、写真やモデルなどの情報から査定できる業者があります。
ただし、取り外し作業まで対応しているかどうかは業者によって異なります。装着中の場合は、査定を申し込む際にその旨を伝えておきましょう。
型番や年式が分からなくても査定できますか?
型番や製造時期が分からなくても、査定を依頼できる場合があります。
座面裏側にラベルがあれば、その写真を撮影して査定先へ送りましょう。ラベルから確認できない場合は、シート全体や背面などの写真に加えて、新品で購入したおおよその時期など、分かる情報を伝えておくとモデルや製造時期を確認する手掛かりになります。
レカロシートは宅配で売れますか?
サイズや重量など配送サービスの条件を満たしていれば、宅配で売却できる場合があります。
宅配買取に対応した業者を利用すれば、近くに店舗がなくてもレカロシートを売却できます。発送前に、利用できる配送方法や梱包方法、送料負担について確認しておきましょう。
まとめ
レカロシートは、現行モデルだけでなく、生産を終了した旧モデルも中古市場で取引されています。製造から年数が経過していたり、多少の擦れやへたりがあったりしても売却できる可能性があるため、不要になったからといってすぐに処分する必要はありません。
レカロシートの買取では、モデルや製造時期、シートの状態、リクライニングや電動機能などが重要な確認ポイントになります。まずは座面裏側のラベルを確認し、モデルを特定できる情報を探してみましょう。
また、シートレールがなくても中古市場では取引されており、1脚だけでも売却できる場合があります。すでに車両から取り外しているレカロシートなら、持ち込みだけでなく宅配買取も選択肢になります。
車の乗り換えや純正戻し、仕様変更などで使わなくなったRECAROがある場合は、モデルや状態を確認したうえで複数の売却方法を比較し、自分に合った方法を選びましょう。
